
EX-4を知ったキッカケは
「カワサキのEX-4はいいぞ」
「メーター振り切るし峠もほどほどに攻めれる」
「2気筒400ccとは思えないバイク」
そうバイク屋で働いていた時に
出入りしていたバイク業販を
やっているオッちゃんでした。
それから7年、
EX-4へと辿り着きました。
一言でEX-4を語るのであれば
もっと早くに乗りたかった。
そんなEX-4を
乗っていた当時の写真と一緒に
紹介していきます。
EX-4のココがオススメ

「噂通りの性能なのか?」
乗り出してからキャブのセッティングや
社外サイレンサーへ交換して
性能を引き出せる状態にしました。
ぶん回すと、メーター振り切ります。
400ccで2気筒、50馬力は伊達じゃなかった。
現行の400ccでも50馬力は
4気筒のバイクでないと出せません。
48馬力です。
つまり、EX-4はレーサーレプリカのような
エンジンを持っています。

そのエンジンも、今のレースエンジンで
よく言われる「逆回転クランク」を
採用していて、独特の乗り味です。
コーナリング時の安定感は
今まで乗ってきたバイクの中で
ピカイチに曲がりやすかったです。
フロント荷重である国産バイクの中で
意識しなくてもリヤ荷重になるのが
相性が良かったのでしょう。
生まれるのが早すぎたEX-4

2気筒のバイクが評価されだしたのは
2013年にカワサキから
Ninja250Rがローンチされた時期です。
「4気筒こそレーサー」の常識を打ち破って
2気筒のフルカウルを市場へ投入した結果、
爆発的なヒットとなりました。
2気筒のならではの乗りやすさ、
燃費や経済性の高さが、
今に至るまで評価されています。
しかし、EX-4は1994年の発売とあって
当時の「4気筒」しか受け入れない流行に
流されてしまいます。
もしも1990年台ではなく、
2010年以降に登場していれば
ウケたのではないでしょうか。
2021年の今でも
「レーサーとネイキッドの間の存在」なら
1発当たる気がします。
エンジンを回さなければ
トコトコ走れる。
エンジンを回せば、
虎の意を狩るハンターに。
そんなオンオフの切り替えのできる
バイクがEX-4の存在価値だと
断言します。
EX-4で後悔したこと

そのオッちゃんの言葉を聞いてから
7年越しに乗ることもあって
古いバイクに分類されます。
EX-4は1994-1998年で
2000台ほどしか作られていません。
ヤフオクでもあまり部品がなく
外装パーツ、キャブレター、エンジンの部品、
こういったパーツがなくては
もしもの事故や転倒の時に直せません。
飲酒運転でポールとカバーのかかったバイクに
突っ込まれたニュースを見て、
「おやっ?」と
思ったら、EX-4でした。

色ものの外装パーツは
メーカーストック期間の10年でなくなって
他のパーツも共用部品以外は
すぐに生産が終了します。
バイク乗るのに、
「部品がない」という
不安もつきものだと
落ち着きません。
EX-4はキャブの部品がない

EX-4オーナーミーティングより
(ぜべる撮影)
EX-4を検討されている方に
伝えたいのは
キャブレターの「ニードルジェット」が
生産終了していることです。
EX-4用のFCR/CRキャブレターはなく
ニードルが摩耗したら最後、
セッティング出せません。
海外仕様であるGPz500sの
キャブレター部品を使っても
排気量が違う時点で、
セッティングも異なります。
そうなると海外仕様の
500ccに排気量をポアアップするか、
エンジンスワップ(載せ替え)して
やっとキャブレターの部品を
合わせることができます。
(部品やエンジンは海外から?)
その手間に合うのかいうと
合いません。
(余程の物好きでなければ)

面白いバイクなんだけどね。
部品の不安からか
1年で降りてしまった。
EX-4を総評すると「隠れ名バイク」

現代のバイクにはない魅力が
EX-4には詰まっています。
カスタムとしては
・サイレンサーをデルケビックの2本出しへ
(ヤフオクでGPz500s用の中古を買う)
・ブレーキホースをステンメッシュ化
・ヘッドライトHID化
・キャブのセッティング
(メイン#130→135、#35→#38)
これにキャブレターの簡易オーバーホールや
オイルパンからのオイル漏れ修理、
などなどでメンテして
やっと調子出ました。
タイヤもBT45に前後交換してもらって
1年で7000kmほど
乗り回しても4分ほど山が残ってました。

4気筒の400ccだと8000kmで
タイヤ無くなるのを考えると
パワーの割にタイヤ持ち最強です。
峠道でもややフロントが重たいのを
除けばバンクセンサー当たるまで
あっという間に寝かせれます。
逆回転クランクの効果か
トータルした
走りの評価は高いです。
3日で2200kmの九州ツーリングも余裕でした

EX-4に乗り換えてから、
愛知から九州まで台風の中を
ツーリングしました。
結論から言えば、
走りは超安定していました。
車重198kgという
当時にしては重いのも良かったのか
強風に煽られてもそこまででした。
シートも3日間で「お尻が痛い!」こともありません。
(相方のジェイド250はケツ殺しでした)
燃費は、ツーリングでリッター25前後、
街乗りでリッター17前後でした。
スクリーンも、ノーマルで使えます。
途中、相方のジェイド250と交換したら
いかにEX-4が乗りやすいか
痛感しました。

もしも、ニードルジェットとか
生産終了パーツが再販されたり
相関性のあるパーツで代替えできるなら
EX-4は隠れ名車として
語られるバイクになるかもしれません。
EX-4乗りにオススメしたいモノ

ヘルメットホルダーに
普通にヘルメットがかかりません。
延長ホルダー使えば、メットホルダー使えます。
\アライのヘルメット用/
\ショーエイのヘルメット用/
合わせて読みたい記事はこちら!
\今のバイク!/
\250のオフ車は高速がムリ!/
\6Rは消耗品が高い/
\古くなければいいバイク/