
「ハーレーからアドベンチャーバイクが!?」
「Buellみたいに無くなるんじゃない?」
「なぜアメリカン一筋のメーカーが?」
ハーレーダビッドソンより2021年2月24日に発売されたアドベンチャーバイクの「パンアメリカ」。
ストレートに言えば、「パンアメリカは大失敗」です。
なぜなら、アドベンチャー市場が飽和している、車体価格が高い、ハーレーの物作りの品質が甘いからです。
これらの理由を解説していきます。
アドベンチャージャンルが飽和してる【パンアメリカ】
ハーレーがアドベンチャーのジャンルで攻めるにはライバルが多く、飽和しています。
BMWのバイクの「RやFのアドベンチャーシリーズ」、ホンダの「アフリカツイン」、ヤマハの「スーパーテネレ」、KTMの「アドベンチャーシリーズ」と、ライバルがたくさんです。
つまり、アドベンチャーバイクの市場はすでに飽和、売り込む余地がありません。
飽和しているこのジャンルへ殴り込むのは「今までにないライディングが体感できるか?」がポイントです。
後で装備面についても解説しますが、特に他のメーカーと差別化を狙った装備があるわけでもありません。
[st-kaiwa1]いや、めっちゃ難しいでしょ?
どういったマーケティングするのかな?
パンアメリカの価格設定は高い
次に、魅力的な装備もないのに価格設定が高すぎます。
パンアメリカの価格設定は、
スタンダードモデルで「231万円」(245kg)、スペシャルになると「273万1300円」(258kg)からとなっています。
先ほどあげた他メーカーの価格と比較すると割高です。
BMW R1250GS:219万2000円、256kg
ホンダ アフリカツイン(CRF1100L):161万7000円、226kg
ヤマハ スーパーテネレ(XTZ1200Z):176万円、266kg
KTM 1290SUPER ADVENTURE R:218万9900円、238kg
スタンダードグレードで比較し、1番高いBMWと比べても10万円近く差が開いています。
バイクの装備に関しては、トラコンやパワーモードを組み合わせた「ライディングモードの選択」があります。
他のメーカーのアドベンチャーバイクとほとんど変わらないですね。
参考までに拾った車両重量に比較では、パンアメリカは標準的です。
[st-kaiwa1]パンアメリカ、高いくせに魅力を感じないぞ!
そのくせに品質管理が甘いんだから、困ったものだ!
パンアメリカは他メーカーに品質で負ける

パンアメリカを作っているハーレーダビッドソン、品質に問題があります。
これまで作ってきたアメリカンモデルは欠点が多すぎます。
ポイント
・外装の塗装が弱すぎる(純正カバーで擦れて塗装が痛む)
・構造上のクリアランス設計が甘くオイル漏れが起こる
・日によっては工場のスタッフが酒を飲んで組み立てている
品質に関しては20万キロをオイル交換など必要なメンテナンスを怠らなければ走るとBMWのバイクが頂点です。
ハーレーなんぞ「オイル漏れや不具合あってのバイク」のイメージが染み付いているだけに、今回のアドベンチャーモデルでのパンアメリカは「一線を画す設計」と書かれていますが、上記の欠点を本当にクリアできているようには見えません。
[st-kaiwa1]他にも、ハーネスが振動で断線したり、エンジンを回し続けると早くにブローしたりね。
本来のアメリカンモデルで気にならない箇所は、パンアメリカでは果たしてどうなるか?
パンアメリカのまとめ

2021年の7月ごろには日本にも輸出されるそうで、夏頃には姿を拝めそうです。
しかし、ここまで理由を書いた通りで
・飽和したアドベンチャー市場で勝つのは困難
・価格設定が高い
・品質に問題がある
以上の理由から、パンアメリカは失敗に終わると断言します。
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