
カワサキが2023年の秋、400ccに新型のSSこと
ZX-4R/SE/RRと国内での販売を予定しています。
これに多くの方が
「待ってました!」「ネイキッド版を早く!」「さすが!漢カワサキ!」
など待ちきれない声も上がっています。
私個人としては、
ビミョーなバイクと思ってしまった。
ここで考えていただきたいのは、
★予想価格が130万円前後⇒ZX-6Rと変わらなくない?
★海外仕様で70馬力→国内は60馬力前後に?(トルクは3.6kgm.n/11,000rpm)
★車体の基本構成はZX-25Rと同じ?
以上を考察していきます。
ZX-4Rの価格はミドルクラスに匹敵している
ユーロの価格を、日本円に換算すると、
ざっと「125万円」になります。
あれ?同じくカワサキのZX-6Rって、140万円じゃないですか?

(136万円)
400ccでいくらSSが出たからと、価格が手を出しにくいですよね?
いっそのこと、
大型二輪の免許を取得して、
中古の大型バイクを探した方が安くつきませんか?
ZX-4Rのスペック考察【ZZR400と似ている?】
ZX-4Rのスペックが、海外仕様では70馬力をマークしているが、
国内仕様では、60馬力に絞られる予想があります。
ただ、過去にあったカワサキのバイクの話をすると、
国内仕様のZZR400と、輸出仕様のZZR600です。
ZZR400であった実際の話
ZZR400は国内向けに56馬力まで、パワーを落とされるも、
タイヤやブレーキをはじめ、大型バイクと変わらない勢いで
タイヤが早く減ったり、消耗品が摩耗しました。
そのため、ライダーの間では
「大型バイクじゃないのにお金がかかる」と、有名な話でした。
これは
輸出のZZR600の「100馬力」のエンジンをポアダウンなどを行って、
国内に対応させるも、元のパワーに依存しているのでは?と思います。
ですので、
ZZR400よりもパワーのある、新型ZX-4Rは
ミドルクラス並みに、消耗品が溶けるのでは?という予想をします。
ZX-4RはZX-25Rと共通の車体

2020年に発売されたZX-25Rと、ZX-4Rは共通のボディに
パワーの上がったエンジンを積むと想定されます。
今ある車種の例ですと、
ヤマハのYZF-R25は、R3(320cc)まで対応させています。
(2st時代のRZ250も350と共通なのは有名ですね)
つまりは、既存のバイクメーカーは
350ccまでならフレームは共通にしていますが、
「共通のボディで大丈夫なのか?」という懸念があります。
ZX-4Rのフレームは大丈夫か?

昔のダイヤモンドフレームを踏襲した
最近の「トレリスフレーム」は、確かに剛性はありますが、
寝かした時の、車体からの「グネッ」とした感触であったり、
私は、あれがどうにも気に入りません。
過去にZZR250でサーキットを走っていた頃は、
鬼のような剛性フレームを、思いっきり抑え込む乗り方でした。
(安心感が高かった)
現代の網目状フレームは、軽量化に貢献し、
剛性も高くなっているのですが、どうにも貧弱な感じを受けます。
余談:ZX-25Rから大型に乗り換える人の話

ZX-25Rが発売されて、早くも3年が経過しようとしています。
街中でもよく見かけるようになりましたが
楽しくなさそうに見えるのは私だけだろうか?
周りで、苦労して手に入れたZX-25Rを買った人の話を聞くも、
高速ツーリングを重ねるうちに、
大型バイクの加速に追いつけずに、結局は中古の大型バイクに乗って、
ツーリングを楽しんでいる話を聞いていて、思います。
最終型CB400SFに試乗した話
CB400SF、ミドルクラスCB650では、まったく乗り物が違いました。
これはパワーの問題ではなく、
排気量ゆえの「トルク」が、乗りやすさに影響しています。
まさかですが、カワサキさん、
400ccを皮切りに、大型バイクの人口を増やそうとしているのでは?
ZX-4Rの考察まとめ

長くなったので、締めようと思います。
・ZX-4Rの金額はミドルクラスに届くぞ
・スペック的にミドルクラスと同じくらいタイヤ溶けそう
・フレームが貧弱な気がする
ZX-25Rの記事でも書いたかもですが、
結局は、ミドルクラスこと600~750ccのバイクが
消耗品の減り具合的にも、維持しやすいです。
体感的には、4気筒のバイクでなく、
2気筒のバイクですね。
・スズキSV650
・カワサキNinja650
・ヤマハMT-07/XSR700
パワーはないけど、トルクがあって乗りやすい、しかもタイヤなど消耗品も長持ちします。
昔乗っていたZX-6R SEは、4気筒、輸出仕様で130馬力ありましたが、
タイヤは7000kmを持たなかったです。
(都度6万円かかる)
一度はそういった速いバイクに乗っておくのも
いい経験になると思います。
ただ、2023年も400cc以下のオンロード/アメリカンのバイクの値段も高く、
つられて600~750ccのバイクの値段も上がっています。
ミドルクラス以上は、不人気の車種であれば、安く買えるので、
バイク選びもよく考えて、付き合っていきましょう。
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