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バリオスやZZR250など古いバイクのデメリットとは?

バリオスやZZR250など古いバイクのデメリットとは?

・バリオスって、買ったら、そのまま乗れる?
・古くてもカッコいいから欲しいと思ってる!
・最初のバイクは見た目から入るって聞いた!

そう思って、カワサキのバリオスなどの

古い250ccのバイクの購入に迷っていませんか?

そう古いバイクを購入したら、持病を抱えながら乗るリスクも受け入れる必要があります。

野暮用で、知り合った子のバリオスを見ていられなくなって修理した話と、

過去にZZR250('91)やEX-4(’94)を乗っていた中の人の

個人的な見解を書いていきます。

個人売買の闇を見たバリオス

↑劣化した燃料ホースを見て察した時の写真

まずは、最近はあまり聞かなくなった個人売買でバイクを買った話から。

先のつぶやきであったバリオスですが、

本人は全くイジれない為、部品を揃えて、自分で交換しました。

しかし、2024年10月現在も、完全に良くはならず、

騙しながら乗って、修理しての繰り返しになっています。

特に、「ひどい」と感じたのはココです。

エンジンヘッドからのオイル漏れを修理するために、

ヘッドガスケットを買って、いざヘッドカバーを開けると、

ガスケットを合わせる箇所にすべて、液体ガスケットを塗りたくってあってですね、

様々なヘラを活用して、剥がしていました。

エンジンヘッドカバーを開けて4番側から。

でも、エンジンヘッド前側と後ろ側の、入り込んだところが剥がせず、

最後は自分の爪でカリカリと1時間ほど。。。

再びオイル漏れする方が怖いので、剥がして、オイルストーンで慣らしました。

勘の鋭い人ならお分かりでしょうけど、

なぜ、キャブレターを外さないのかって?よくぞ、聞いてくれました。

すべてのインマニが、アホほど締めこまれていて、

1番と4番のインマニのネジが、舐めていました。

キャブレター外せないんだが。。。

素人整備って怖すぎます。

外す前、最初の状態を写メしなかったのか、分からないから締めこんだのか、

二次エアでも嚙んでて、調子取るためにやったのか。

続いて、クーラントがリザーバーから垂れてくる修理で、

サーモスタットとラジエーターキャップの交換。

思ったよりきれいで、抜いてるときにアレっ?と思いました。

純正の新品を購入していたので、交換しましたが、当時モノではなく、一度交換してそうです。

ZZR250の時にあらゆるところからクーラント漏れがあったときに比べて、

手が入っていた痕跡があります。

サーモスタットとラジエーターキャップの交換後はクーラント漏れは止まってます。

無論、夏の暑いタイミングでは、漏れてきます。

30年前のバリオスが、昨今の暑さに対策できるわけもなく、

ラジエーターファンも回りだすタイミングが遅く、熱問題は深刻です。

参考までに2000年の7-8月って、最高気温が30度くらいです。

そりゃ小学校も扇風機だけで済みましたが、今では冷暖房がないとダメですからね。

そして、バリオスのみんから界隈で、

やってる人が多い謎チューン「バッ直」(バッテリーからイグニッションコイル直結)、

撤去だよ?

言いたいのは、バリオスの「バッ直」で効果があるなら、

より古いZ1やCB750(砂型)とか、旧車バイク界隈で、バンバン採用されてませんか?って。

メンテナンス系の雑誌は、長年読んできていますが、観たことないです。

根拠や理由に欠けたカスタムは真似すべきではない。

それでも、たまにヘッドライトが走行中に消灯したりして、

レギュレーターも交換するも直らずでした。

↑これはパチモン(左)3,000円レギュレーター、結局不安になったので純正の新品に。

たどり着いたのは、「ヘッドライトのON/OFFを制御するリレー」。

ヘッドライトノリレーが付いているのは、ジャンクションボックス内で、

交換不能な部品だったので、「ジャンクションBOX」ASSYが、

10,000円ほどで購入できたので、交換しました。
(ZZR1000D7とかと共通部品)

↑新品(左)にする前に、旧ジャンクションBOXのヒューズを点検するも異常なし

交換後は、ヘッドライトのトラブル皆無になりました。

個人で、このヘッドライトリレー交換してるのもありますが

新品の方が安心できますね!

カワサキは40年過ぎると、パーツ検索不能に?

ふと思い立って、カワサキの部品を調べようと、

「GPz250」や「CS250」って車種を調べたら、出ません。

大まかにカワサキのは、2025年4月現在で、

1988年代の年式までのは、見ることができました。

カワサキのサイト自体には

掲載データは1990年以降の国内向けモデルおよび2000年以降の海外向けモデルのうち国内で流通している主要なモデルおよび仕様です。

と書かれています。

古いバイクは、ますます、乗るのが大変かもしれません。

カウル付きの古いバイクは色物が弱く、キャブの部品がやばい!

EX-4とZZR250って、よく似てるバイクですけども、こいつらも部品で難儀していました。

色付きのものがないのもそうですけど、

キャブレターのニードルジェットという、中低速あたりから作用する大事なパーツがあったのですが、

EX-4に関しては、生産終了したままです。

社外のアフターパーツと言うか、KEYSTERさんのキットにもなく、

と言うか、販売台数も少ないバイクで、どう採算とって作るのか。

まだ販売台数の多かったZZR250も、個体数が減っていく一方で、

徐々に純正部品も、社外品も少なくなっていくでしょうし。

先日、Ninja250に乗る機会があって思ったのは、

意外にも、今のバイクも古い元気のあったバイクに引けを取らず、

悪くないのが増えていることです。

部品が無くて、調子が取り切れなくなるくらいなら、

乗り換えてしまった方が、不安なく乗れるのも事実です。

古いバイクは、古いバイクでいろんな人と出会える楽しみは、ありますけど。

結論:古いバイクは持病を抱えるのも楽しめるか、嫌なら現行バイク乗ろう

昔からカブ50やNSR50など、自分で分解して、直して乗っていた経験があるなら、

古いバイクもいいかもですが、部品のないパーツも把握した上で、

乗る覚悟があれば、よいでしょう。

その自信がなくなった私は、現行車種、変態スズキンの不人気車種のSV650Xで、

カフェレーサーを楽しんでいます。

中古で4600kmで50万円台で買える穴場ですよ。

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