
「ZZR1100はよく見るけど、ZZR250はどんなバイク?」
「中古でZZR250を買おうか迷ってる!」
「250ccにツアラーのバイクってあったの?」
私が普通自動二輪を取ってから、
初のバイクで出会ったバイクがZZR250でした。
2012年の当時はまだバイクが安かった時代で
例えば
・NSR250が30~40万円
・バリオスなど250ccの4発が20万円前後
今では考えられない時代にあって、
20万円でZZR250が1万キロと
低走行車を安く買うことができました。
バイクど素人時代の私のZZR250での
失敗談はこちらで書いています。
中古車ゆえにハマったこともありましたが、
乗っていくと古いバイクならではの
良さを実感できるバイクでした。
結論から言えば、
当時の乗っていれば最高のバイクです!

キャブ車はセッティングの幅が広い!
ほんとに250ccの馬力か?【ZZR250インプレ】

ZZR250に乗っていて面白かったポイントは
「イジるととにかく走りに出る!」です。
キャブのメインジェット/スロージェットなどセッティングはもとい、
・ツキギのフルエキゾースト
・ノロジーのホットワイヤー
・スーパーZOIL
以上を組み合わせて
最高速は200km/h叩きました。
いくら初期型のスペックが40馬力とは言えども、
走りがとにかく元気でした。
(先代のGPX250R2では45馬力)
現行のNinja250のおじーちゃんにあたるバイクで、
当時の日本のバイクの作りが
いかによかったか垣間見えたところです。
サーキットもご覧の通りで、膝擦りもイケます。
これでいて、バイアスタイヤをロングライフ(BT45)を
履くと1万3千キロは保つという
コスパが良すぎるバイクでした。

青年には打って付けのバイクだったなぁ。
古さゆえに純正パーツが弱い【ZZR250インプレ】

載せたりできるよ!
ZZR250に乗り出したのが2012年、
製造されたのは1991年、
つまり、乗り出した時点で21年選手でした。
製造メーカーの純正パーツの保管期限は10年です。
つまり、10年を過ぎたバイクたちは
普通であれば部品がまったく出なくなってしまいます。
特に外装や車種専門のオイルパンなど
特殊な部品は10年を待たずに廃盤になってしまうことも。
派手に左に転倒してボロボロになった
ZZR250の外装を純正番号で調べてみましたが、
「製造終了」でした。
こうなるとヤフオクで中古品が出てくるのを待つか、
中華品の外装一式を買うしかのありません。

歪みのある中古品を買うと嫌じゃない?
とは言っても新品パーツがないから仕方がない。
と、車種専用の部品に関しては
どのメーカーのバイクでも危ないです。
しかし、カワサキさんはそこまで悪くないです。
他のラインナップのバイクと共通の部品を使うことで
パーツを長く供給できるようになっています。
エンジンの内部パーツやキャブレターの
部品など致命的な部品であっても
20年過ぎても普通に純正パーツが
作られているのは強みでした。
(ホンダの90年代バイクは車種専用パーツが多く、純正品がないと嘆くユーザーが多い)

海外でも「トヨタ」が人気なのは整備性の良さや
パーツが使い回しできると、
輸出も強く他の3社よりもリセールバリューが高い。
特に四駆で寒冷地仕様を買うと、
よくあるFFのノーマル車と比較して20万円のプラスになる事例もある。
(元トヨタカローラの営業マンの私が経験した事例)
走りとコスパが高次元で両立【ZZR250インプレ】

ツアラーのZZR250は1日600km以上を走り回っても余裕です。
車体の総重量は140kg少し、
コンパクトな2気筒エンジンにダイヤモンドフレームで剛性も高く、
アクセルを開ければ甲高い音で加速し、
コーナーでは「曲がるぞ!」とグイッと身体を入れてから、
やや遅れて車体が寝るくらいです。
唯一、ハンドルの痺れを我慢できれば、
250ccではこれ以上に快適なバイクはないと言えます。
メンテナンスに関しては、エンジンオイルはオイルエレメント込みで2L、
オイルのみ1.8Lとさすがの250ccの容量です。
タイヤも前後交換で3万円出したら
セールならお釣りが来る時もあるし、経済性が高いです。
Fフォークは4万キロ走って、1度だけフォークオイル漏れが発生し、
オーバーホールしました。
学生時代にほぼ毎日、21年選手のご老体バイクを
乗り回した私はZZR250には感謝しています。

冬場はキャブヒーターがないから暖気には気を使った。
最後は、クラッチカバーから組み付けミスでオイル漏れあった。
(ZX-6R乗り換え時の下取りで3万円ついた)
もしもZZR250を今買うなら

ここまで記事を読んで、
中古でZZR250を買おうか迷っている方へ。
オススメはできないです。
なぜなら、最終年式は2005年(初代Ninja250Rに変わる前)で、
私が乗り出した2013年よりも
純正パーツのストックが少なくなり、
個人の板金技術のあるバイク屋さんに面倒を
見てもらうことができないなら、
乗るべきではありません。
純正の中古パーツが出にくくなると、
ヤフオクでの値段も高くなるので、
結果的に高く付くため元も子もないです。
それならば、初代ニーハンの
「ニンジャ」こと『Ninja250R』や
2013年よりモデルチェンジした
『Ninja250』を狙うべきです。
車体の球数も多く、アフターパーツも多く、
長く乗れること間違いなしです。
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おまけ
Ninja250とZZR250を比較してみた!

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